2013年4月6日土曜日

最高裁判所は判例に縛られない

 最高裁が判決を下すにあたり、拘束力を持つと思われる過去の判例を、自由に覆したり、回避できたら、司法の自己抑制ではなく、積極主義のように見える。

 しかし、 これも自制の原則の1つである。

 最高裁が、過去に行った決定に縛られ、逃れられないとなると、柔軟性がなくなる。時には、過去の決 定を覆したり、拘束力があると思わ れる判例を無視したりする裁量が必要である。