2012年9月6日木曜日

N.L.R.B. v. Jones & Laughlin Steel Corp., 301 U.S. 1, 57 S. Ct. 615, 81 L. Ed. 893 (1937)

Facts

連邦議会はNational Labor Relations Act(Wagner Act、全国労使関係法)を1935年に制定した。
大手鉄鋼メーカーの被告会社は、組合員であることを理由に従業員を解雇したために、この法律違反に問われ、逆に、この法律が連邦議会の権限を逸脱して違憲だと主張した。

Holdings

法律を合憲とした。
法律の規制対象を独立に見れば州内事項であるとしても、州際通商に a close and substantial relationship (密接かつ実質的な関係) をもつなら州際通商条項に基づく連邦議会の権限が認められる。
⇒ 直接・間接テストではなく、「相当の影響テスト」を採用する方向へ転換し、ニュー・デイール立法の1つの合憲性を認めた。